富士登山の犠牲者について調査してみました

富士登山で亡くなられた方の数は、他の山々で遭難死された数に匹敵するほど多く、危険な山です。十分な訓練と装備が必要です。(登山のベテランでも遭難死されてます)

原因  雪崩 滑落死、病死, 落雷、落石よる死などが多いといわれています。     なお負傷者は数知れず
遭難年月日 遭難者数・状況
2012/6/9 須走本7合目で山小屋にもたれかかるように倒れいる男性を発見、すでに死亡状態埼玉県の会社員(36)とのこと。
原因は調査中
2012/3/27 吉田口6合目で横浜の男性(35)の遺体を発見、約200
mに渡り滑落痕があった。現場は約1mの積雪があった。
2012/1/15 富士宮口新7合目の山小屋近くで高校性の遺体を発見
事故と自殺の両面で調査中
男性は神戸市内の県立高校生で母親と口論の末家出したした模様。
2011/12/10 吉田口6合付近の沢で身長195センチ、茶色の頭髪、口ひげありの外国人の可能性の遺体が発見された。登山中に滑落したとみて調査中
2011/7/28 山頂剣が峰の北北東100m
お鉢巡り道から40m下の岩場で、滋賀県の男性(52)が仰向けに倒れているところを発見。富士宮署員が29日午前7時25分ころ、死亡を確認。死因は肺炎外傷なし
防寒着を着用していた。男性は27日ビバークしているのを目撃されていた。単独で入山。

2011/7/3 世田谷区の男性(45)が富士山頂で倒れているのを発見御殿場署の山岳救助隊が駆けつけたが、すでに低体温症で死亡3日は風雨が強かった。雨具を着用していれば助かったかもしれないと隊長の言。
2011/5/4 長野県の男性(47)歳が富士吉田側の沢で発見、外傷性ショックで死亡、スキー板の入ったリュックを付近で発見。
2011/4/29 登山歴20年の男性(63)が須走口南側の幻の滝付近で(2600m)で遺体を発見御殿場署が収容し他。全身打撲のため滑落した模様
今年は富士宮口は地震のため、6月まで不通の状態であった
2011/1/27 1.27に山梨側から単独入山した横浜の私立高校2年生がスバルライン4合目で家族の車を降り正午頃出発。
アイゼン、簡易テントを装備。
30日での4〜5合目では見つかっていない。生徒は国内外で単独を含め、富士山など冬山経験あり。
6月に標高3000mで足だけが雪面にでた状態発見、滑落の可能性が高いとの御殿場署が6/16遺体収容した。
2010.12.05 5日午前9時45分ころ静岡県側8合目付近(標高3200m)で南アルプス市藤田、男性(市議)が心肺停止の状態で静岡県警山岳遭難救助隊が発見した。
御殿場署によると、4日午後2時ごろ、同男性から「下山途中に転倒左腕を折った」と救助要請があり。捜索していた。日帰りの予定で入山したという。
2010.11.3 午後1時ころ富士山本8合目付近にいた登山者から別の登山者が滑落したらしいとの110番通報があり、
静岡県山岳救助隊が救助したが、頭を強く打っており死亡が確認された。
死亡者はオーストリア国籍ウィーン・フィルハーモ二ー管弦団員ゲオルト・シュトラッカさん(41歳)と判明。3700mふきんで滑落、登山道はアイスバーン状態だったらしい。コンラバス奏者で来日,都内で滞在していたという。
2010.8.12 午後3時20分ころ富士宮口
山頂浅間大社奥の院付近で会社員男性(49歳)が倒れているのを発見、医師がかけつけ救命措置をとったが午後7時10分ころ死亡を確認、男性は,標準的な登山服装で登山していた。
2010.7.31 富士吉田口八合目付近で
岡山県の男性(70歳)が倒れ、約3時間後死亡が確認された。死因は心臓死みられる。友人4人と富士登山ツアーに参加し、30日午後3時頃5合目を出発したという。
2010.5.4 富士吉田口側で滑落事故が
3件発生、9合目付近で下山中の35歳男性が滑落、8合目付近下山中の70歳男性が滑落、いずれも重傷。また7合目付近の沢で倒れている女性(44歳)をヘリが発見、すでに死亡していた。

今年は9合目付近からアイスバーンの状態、風も強くいわゆる青氷の状態で堅いアイスが続いた。
2010.4.13 小田原市自営業男性(49歳)が13日に御殿場口から入山「風が強く六合目でテントを張って泊まる。明日山頂まで登っておりる。」とのメールが同人の妻に連絡あり。その後連絡つかず。26日朝御殿場口(2500m、登山道から50m東)遺体で発見された。男性は登山歴20年以上。
2009.3.30 ・6合目付近のツバクロ沢で雪に埋まった遺体を発見した、男性27歳
男性は3/8〜3/10の予定入山滑落したとみられる。
2009.5.3 3日午後5時10分ごろ、富士山をスキー登山中の横浜市緑区津田町の 慶応大教授、内山太郎さん(64)が行方不明になったと、仲間の男性から 静岡県警に110番があった。県警は遭難の可能性があるとみて捜索したが、
内山さんは見つかっていない
09/09/19白骨化した遺体
で富士スカイライン高鉢ゲート北900Mnの沢で発見された。
2009.7.19 富士山に登った東京都内の男性2人が登頂後に行方不明になり、山梨、静岡両県警は22日朝から登山道を捜索した。
09/7/2314;40長田尾根9合目付近で男性1名遺体で発見(凍死)
09/7/24長田尾根の碑から300M、登山道から100Mはなれたところで遺体(凍死)で発見けされた。
2009/7.27 午後4時20分ころ吉田口7合目付近で米国人(48歳)が
突然うつぶせになり倒れ、意識不明なり、午後7時半ころ病院に運ばれたが死亡を確認
2009/7.29 午後2時10分ころ、登山ツアー22名のうち、1名(男性69歳)が吉田口7合目付近で意識を失い、病院で死亡確認
2009/12.18 レーサー片山右京の3名のパーティーが御殿場口から入山
夜になり、7合目(同約3000メートル)付近で片山さんは1人用、宇佐美さんらは2人用のテントを張りビバークした。午後11時40分ごろ、2人のテントが強風で飛ばされ、片山さんが約200メートル下で2人を見つけた。

 片山さんは2人に体を寄せて毛布と寝袋で温めたが、宇佐美さんが突然泣き出し、大きなため息をつくと動かなくなった。片山さんが脈を取り、亡くなったのを確認したという。堀川さんもパニック状態になり、やがて亡くなったのを確認したという。片山さんは「2人を下ろせないので、1人で下りることを決めた」と話した。(毎日新聞)

:2009/7.13 午後8時過ぎ、富士宮口新5合目駐車場で落石がありキャンピングカーにいた男性(68歳)を直撃死亡した。
岩は、3000M付近から落下標高差600M,距離1.4KMを転げ落ちたらしい。

静岡県側の落石事故は今回を含めて8件。雪解け直後で地盤が緩む7〜8月に発生する。
遭難年月日 遭難者数・状況
1932.11/27 6人パーティの一人が滑落死亡、ピッケルの制動が利かず
1954.11/28
(昭和29年)

吉田大沢で大規模な雪崩に巻き込まれ日大、東大、慶大山岳部40人訓練中、15人が死亡
1960.11/19
(昭和35年)
吉田大沢で大規模な雪崩が発生、冬山訓練中の早大、東京理科大、など55人が巻き込まれ。10人が死亡
1965.11/12((昭和40年) 8合目で強風に飛ばされ、1が死亡、その他7人が死亡する遭難事故が相次いだ。
1972.3/20(昭和47年) 御殿場口で雪崩」が発生18人が遺体で発見
1972.11/24 5合目で突風のため1人死亡
1976.11/16.17 低温、強風のため3人死亡
1980.8/14(昭和55年) 吉田大沢の上部にある久須志岳の一部が崩落、岩雪崩となって、6合目まで落下、12名の登山者が巻き込まれ死亡。
1981.7/28 5合目で落雷、1名死亡、胸ポッケトに入れた100円ライターに披雷
1982.8/7.8 連日の落雷で1名死亡
山梨県側(富士吉田口など)
つい最近の遭難事故(死亡)
詳細 リンク富士山NET
静岡県側(富士宮口)   
詳細 リンク富士山歴史年表
1944.4/11(昭和19年) 富士山測候所今村氏(19歳)富士山交替時吹雪のため
1946.12/28(昭和21年) 測候所山頂勤務中、小出氏滑落(28歳)
1958.2/26(昭和33年) 富士山測候所福田氏交替勤務中、突風による滑落(59歳)
1980.4/12(昭和55年) 富士山測候所山頂勤務中、滑落噴火口へ(26歳)
静岡側は資料が見つからないため、富士山測候所職員の殉職記録を掲載しました。年齢は享年・・合掌

2014..5.4

  • 5月4日(日)のニュース

    TBS News-6 時間前
    ...滑落の情報 ・ 富士山頂で自衛官滑落、救助の登山者滑落の情報も 4日午後、富士山の頂上で登山をしていた男性自衛官が火口に滑落し、心肺停止の状態で、. ... 富山県の北アルプス立山でも遭難事故が相次ぎ、2人が死亡しました。
2014.5.19
富士山で男性発見、死亡か 静岡県警、きょう現場へ
2014.5.19 08:40
 18日午後2時15分ごろ、富士山を下山していた男性が「7合目の山小屋付近の斜面で、倒れている人を見つけた」と静岡県警御殿場署に通報した。 倒れていた人は男性で既に死亡しているとみられる。服装から行方不明となっている横浜市の男性(67)の可能性がある。県警山岳遭難救助隊が19日から現 場に向かう。
 県警によると、倒れている人は青い上着を着用。横浜市の男性も青い上着を着ており、14日に山梨県側から入山、山頂付近で滑落して行方不明になっている。通報者は「近づいて声を掛けたが、返事はなかった。意識はなさそうだった」と話している。
 富士山では4日にも、火口付近から滑落した陸上自衛隊の男性隊員(23)を助けようとした40代ぐらいの男性が火口とは反対側の斜面に滑落して行方不明となっている。

2012i以前の遭難死事故概況

、富士登山では14年には80人が遭難し、10人が死亡している。そのうち夏山期間以外では19人が遭難し、6人が死亡している。冬の方が、遭難後に死に至る確率が格段に高いことが分かる。